北ノ入たんぼ

2004年に協働により開始した谷津田の再生事業です。荒廃した谷津田0.75haを田んぼに再生し、霞ケ浦の水源としての機能や生物多様性の向上を目的に、水源地を汚さず、水をきれいなまま湖に届けるため農薬・肥料不使用の耕作を行っています。生産された米は地元の廣瀬商店で清酒を醸造（非売品）しています。

地元住民と企業との協働によって谷津田や周辺の森林の環境が維持され、現地の環境や伝統的農業を社員が体感することで環境意識の向上につながっています。生き物の生息の場としても、水源としても良い環境が維持され、環境配慮を最大に優先することで、結果として安全で安心な農産物を得ることができます。

実験的な農業ですが、湧水の硝酸汚染や水源地の荒廃から霞ケ浦の再生への問題解決として、自然環境に配慮した農業により谷津田の再生と維持を続けていきます。