Ayumu Aguri

畑を耕さない不耕起栽培で土の健康を育む

2019年から常陸太田市里美地区で不耕起栽培をベースに農業を始めた AyumuAguri の石川歩 さん。パン職人の奥さま千寛さんと共に野菜づくりと自家小麦や野菜を使ったパンをつくりファーマーズマーケットなどに出店しています。農薬や化学肥料を使わないだけでなく、トラクターを使わずなるべく耕さない不耕起栽培、使い捨てのプラスチックマルチを使わない栽培をしています。

地域の資源を最大限に使うために、山の落ち葉や酪農家の牛糞堆肥を使って土づくり。硬くなった土はブロードフォークという道具を使って起こして通気性をよくしています。耕さないことの最大の目的は地中の有機物を増やして、多様な微生物を増やすことです。

Ayumu Aguri さんがこれから取り組みたいことは、野菜の生産量、レベルを上げていくこと。昨年初めて自分で作った小麦でパンを作り販売することができお客さんに喜んでもらえたとのこと。それらも生産量を増やしてより多くのお客さんにお届けしたい、そしてゆくゆくはパン屋さんの開店もして、パンや野菜の販売だけでなく、畑で野菜の収穫からパンを捏ねて焼き立てのパンを食べるまで体験できるようにしたいと。

「有機農業に興味を持っていただくことはうれしいです。ぜひぜひご近所の農家のお野菜を食べたり、農園を訪れてお話を聞いたり畑を見て感じてみてください。私達農家は美味しい農産物を提供して暮らしを豊かにしたいし、消費者は購入を通して農家を支えることができます。双方向持ちつ持たれつで、お互い感謝しあいながらの関係を構築していけたら嬉しいです」