丹農園

農業をしたいと思った動機

今日は昨日よりも、明日は今日よりもと経済至上の世の中だが、指数関数的な成長に天井のないはずはないだろう。江戸時代にまで戻るつもりはないが、自分の子供だった頃のことなら記憶の中に残っている。あの頃は今よりも幸せではなかったか？そんな思いで脱サラ農民となり、30余年が経った。収入は半減したし土曜も日曜もなくなったが、食べる物と素晴らしい消費者、生産者の仲間に恵まれて充実した暮らしをしている。

農業の楽しさ

生産者は消費者の食卓を支え、消費者は生産者の生活を支える。というのは有機農業の理念の一つである。消費者に野菜を届けて「おいしい」と言ってもらうのが最高に嬉しい。食べてくれる人たちの顔を想いうかべながら畑に立つのが生き甲斐になっている。そういう顔をもっと増やしたいものだ。

蛇足