Vol.1

NPO法人あしたを拓く有機農業塾あした有機農園

生産地:笠間市
産地名:NPO法人あしたを拓く有機農業塾あした有機農園生産者名涌井義郎、阿部直人、研修生数名
主な生産物:栽培作物はトマト、キャベツなど野菜40余種、大豆、小麦、栗
加工品として、味噌、ニンジンジュース、うどん、カボチャジャム等(依託加工)

農業を作った理由

代表の涌井が、2011年春に農園を始めました。それまで34年間農業専門学校勤務の過程で「転職して有機農業に就きたいという30~40代の人たちの応援団が必要だ、新規就農したい人の希望実現に手を貸せる農園を作ろう」というのが動機でした。開園して9年、1年以上の研修を経て有機農業で就農を実現した人12名、家庭菜園で有機栽培したい、新規就農希望なのですが、などと一日体験や定期講座、見学会などで農園を訪れた人は数知れません。年間のべ数百名が当農園を利用してくれています。再生可能な資源の循環、持続的な農業や環境保全にさまざまな形で役立つこと、そうした目標を持つ人々が増えてくれることが、この農園の願いです。

生産物は、個人宅配、農産物直売所、グループ活動で生協に供給、市内で直営する「有機農家が作ったオーガニックの店」などを通じて市民の手に届けます。

就農準備研修など

約150アール(1万5千m²≒4,500坪)で多品目の作物を有機栽培しながら、常時数名の就農準備研修生が週6日の研修を行っています。1年以上2年間までの研修では、研修生が国の助成金を得てそれを生活費や就農準備経費に充てています。卒塾し就農した人たちで共同販売グループを組み、相互の営農で協力し合っています。
有機農業や有機栽培の入門として、月2回・半年単位の「有機栽培実践講座」もあります。前後期の2期にそれぞれ15名ほどが通って来ます。家庭菜園を有機栽培したい人、定年後に自給的小農業者になりたい人、転職して有機農業者になりたい人などが、働きながら一から学びたいと受講します。20〜70代まで多彩な経歴の人が学び、交流しています。

NPO法人あしたを拓く有機農業塾あした有機農園
住所:笠間市随分附1164-65<農園>笠間市小原滝川4791-1
TEL:090-2426-4612(代表)
MAIL:info@ashitafarm.jp
HP:http://ashitafarm.jp