茨城県最北端の里美地区で栽培
ハーブ農家
服部 葉季・千佳さん
里山と里川に囲まれた環境の中、
自然栽培をベースに
ハーブを栽培しています。
自然や全ての生きものたちとの共生、
暦に沿った種まきや植え付け。
自然の中に溶け込むような農園、
暦ノ物語です。
暦ノ物語の農園は茨城県最北にあります。山に囲まれ、そのままの自然が多く残る場所です。農園の近くには、湧水が流れ、またその水の音がとても心地よく響きます。ハーブをメインに栽培。日本古来から伝わる暦に合わせた種まきや植え付けを実践しています。葉季さんは茨城県のつくば市出身。幼少期から自然が好きだったといいます。料理関係の仕事に従事していたころ、ハーブの魅力に気付き、この世界に。鉾田市の農業法人でハーブ栽培を経験した後、有機農法を知るため、いくつかの有機農園へと足を運び見学や体験をしました。自然の流れに逆らわず雑草や虫を敵視しない、自然とどう調和し、虫や動物とどう共生していくか環境再生の目線から考えたそんな農業がしたい、葉季さんは理想とする農業を実現するための移住先を探しました。
笠間市の言の葉というカフェが主催する言の葉市に参加したとき、里美で農園を営む「まったり~村の小さな農園」の北山さんと出会いました。里美はハーブづくりに適したきれいな水が生まれるところ。葉季さんは活動の場所として里美の地を選びました。千佳さんは北海道出身。小樽市で10年農業に携わりました。故郷から遠く離れ初めての地での暮らしは、寂しさもありました。今では地域の人たちとの交流も増え、里美での生活にすっかり馴染んでいます。
暦ノ物語ではフレッシュハーブを主に都内や水戸市近郊の飲食店に提供しています。人との繋がり、育てた作物を最後まで見守りたいとの想いから、最初にサンプルを送付、気に入ってもらえた方に提供するという形をとっています。土中環境を大切にしているため堆肥や肥料は使っていません。ひとつひとつ手で摘み取られたハーブは、生き生きとした生命力と香り高さから、自然の一部を切り取って頂いているかのようです。取材で訪れた際、摘み取りながら、ハーブについての特性や使い方、ハーブを育てる時のコツなど丁寧に教えてくれました。個人での購入も可能で、オンライン、もしくは、里美の道の駅や直売所でも購入できます。これらのハーブも暦ノ物語さんが管理しているので安心して購入できます。
Natural Herb Farm 暦ノ物語
茨城県常陸太田市
MAIL:koyomifarm@gmail.com
HP:https://www.koyomifarm.com/