自然の甘みが体に嬉しい
米麹の甘酒はアルコール分ゼロ、砂糖を加えることなく、発酵による自然の甘みで体にやさしい飲みものです。 笠間茶屋の畑岡久美子さんに作り方をお聞きしました。笠間茶屋で使用している野菜や果樹は自然栽培や無農薬のもの。米麹もお店の自家製です。毎年味噌づくりのワークショップも開催しています。 そんな畑岡さんに麹についての興味深いお話も伺いました。
材料
- 米麹 200g
- ご飯 1 合(冷ましたもの)
- 水 3 合(180ml × 3)
- (ご飯と水の割合はお好みで)
作り方
①ご飯と米麹を混ぜます。ご飯は冷めたもの、あるいは10℃くらいに冷ましてから使います
②お鍋に分量の水と①を入れ混ぜます。
③ IH の温度を60℃に設定。2~3 時間おきに混ぜ8時間保温したら出来上がり。
※使う器具はその他、炊飯器、ヨーグルトメーカー、魔法瓶などでも作れます。
お母さんの味はここから
2~3時間おきに混ぜて8時間
大切なのは一定の温度を保つこと
もともと発酵食品は、賞味期限はなく、時間が立つほど熟成され、その味の変化を楽しむものです。熟成されるほど味はまろやかになっていきます。私のおばあちゃんの時代は、春になるとお米を作り、味噌の材料となる大豆や麹も手作りしていました。家の庭で大豆を炊いて一度にたくさんの味噌を作っていました。作った味噌はそれぞれ樽に移して子供たち家族に配ります。味噌は同じ材料でもつくる人によって味が変わります。手の平の常在菌がそれぞれの家庭の味を作るのです。お母さんの味が好きになるのはお母さんの手を使っているから。そうやってお母さんの味やお母さんの持つ抵抗力、お母さんの菌を受け継いでいくのです。
畑岡久美子さん
教えてくれたひと
笠間茶屋 畑岡久美子さん
笠間市笠間2247-1
まちの駅笠間宿内
TEL : 080-6730-5283
MAIL : kasamachaya@gmail.com